イスラム教シーア派の宗教行事「アーシューラー」に伴う注意喚起

10月11日(火)から10月12日(水)頃までは、イスラム教シーア派の宗教行事「アーシューラー」に当たります。行列や集会等の関連行事が行われる場合には不用意に近づかないようにしてください。
これまでのところ英国においては、具体的な脅威情報があるわけではありませんが、英国内のテロ脅威レベルは、2014年8月末の引き上げ以降現在も「深刻(Severe)」(上から2番目)が継続されており、昨今の世界各地におけるテロ事件の発生により、改めて警戒が強まっています。
つきましては、皆様におかれても、引き続き安全に注意する必要があることを認識していただき、今回発出した下記の外務省海外安全情報を参照すると共に、当館ホームページ及び報道等により、常に最新情報の入手に努めて下さい。テロ等不測の事態に巻き込まれることのないよう、モスク等宗教関連施設、公共交通機関やレストラン、競技場、コンサートホール、ショッピングモールやホテルなど不特定多数が集まる場所を訪れる際には、周囲の状況に十分注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等、安全確保を心掛けて下さい。

【大使館HP下段「安全情報」】
http://www.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


【これまで当館が発出した注意喚起】
http://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzen_terror.html


【外務省「海外安全アプリ」と「たびレジ」】
http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/



【2016年10月5日発出】外務省海外安全情報(広域情報)

    1. 10月11日(火)から10月12日(水)頃までは、イスラム教シーア派の宗教行事「アーシューラー」に当たります。「アーシューラー」は、シーア派 イスラム教徒にとって最大の宗教行事のひとつです。この間、欧米諸国やスンナ派アラブ諸国等でも、シーア派イスラム教徒が多数居住する地域では、「アーシューラー」にかかわる宗教行事が行われることがあります。
      「アーシューラー」は、シーア派イスラム教徒が、イスラム教共同体の正統な指導者と考えていた預言者ムハンマドの孫フサインが殺害されたことを悼む宗教行事です。この宗教行事に際して、シーア派イスラム教徒は、自らの身体を叩いたり、泣き声をあげるなどして、フサインの「殉教」を想起します。

    2. テロの脅威に関しては、現在のところ、「アーシューラー」に際してテロの実行を呼びかける声明などは確認されていません。しかしながら、過去「アーシューラー」に際して、イラク、パキスタン、バングラデシュなどで複数のテロ事案が発生しているほか、近年、サウジアラビア等の湾岸諸国においても、シーア派住民の多い地域でシーア派関連施設を狙ったテロ事案が増加しています。また、本年1月、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)は、その機関誌「ダービク」で、シーア派に対する攻撃を扇動する主張を行っています。これらを踏まえ、テロに対する注意を強化する必要があります。

    3. つきましては、 「アーシューラー」期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は、従来以上に安全に注意する必要があることを認識し、外務省が発出する海外安全情報及び報道等により、治安情勢等、渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに、改めて危機管理意識を持つよう努めてください。テロ、誘拐等の不測の事態に巻き込まれることのないよう、特にテロの標的となりやすい場所(モスク等宗教関連施設、政府・軍・警察関係施設、欧米関連施設、公共交通機関、観光施設、デパートや市場等不特定多数が集まる場所等)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等、安全確保に十分注意を払ってください。また、行列や集会等の「アーシューラー」に関わる宗教行事には、不用意に近づかないようにしてください。

    4. 海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。さらに、渡航・滞在先の国・地域において緊急事態が発生した場合、メールアドレス等を登録されている場合には、外務省から随時一斉メール等により最新の情勢と注意事項をお伝えしています。 3か月以上滞在する方は、必ず在留届を提出してください。
      http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
      3か月未満の旅行や出張などの際には、「たびレジ」に登録してください。
      https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#

    (参考広域情報・スポット情報)
    ・犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起(2016年9月7日)
    http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C244.html

    ・「欧州における記念日や各種イベントを狙ったテロ等に対する注意喚起」(2016年7月28日)
    http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C202.html

    ・「イスラム過激派組織によるラマダン期間中のテロを呼びかける声明の発出に伴う注意喚起」(2016年5月30日)
    http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C153.html


    (問い合わせ窓口)

    ○外務省領事サービスセンター
    住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
    電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
    (外務省関連課室連絡先)

    ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
    電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047

    ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
    電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140

    ○外務省 海外安全ホームページ:
    http://www.anzen.mofa.go.jp/
    http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)   
     
    在英国日本国大使館
    住所:101-104 Piccadilly、 London W1J 7JT、 UK
    電 話:+44-(0)20-7465-6565
    FAX:+44-(0)20-7491-9328