長嶺安政駐英日本国大使からのメッセージ(その2)

2020/4/1

英国在留邦人及び日本から英国へ旅行中の皆様

駐英日本国大使の長嶺安政です。新型コロナウイルスの感染は更に広がってきています。英国は、欧州大陸の国々よりも、拡大の開始が少し遅れただけ、感染者数などはまだ少なく見えますが、これからの拡大をどこまで抑えることができるかが重大な岐路です。英国政府も次々と新しい対応策を打ち出して、備えています。

このような状況の中で、日本政府は3月31日付けで英国はじめ多くの欧州諸国を対象に感染症危険情報をレベル2からレベル3に引き上げました。即ち、英国への日本からの渡航は中止してくださいという強い呼びかけになりました。 そして、これに伴い、英国に過去14日間内に滞在した英国人をはじめ外国人は日本への入国を原則として認めないことになりました。

日本人はもとより入国拒否の対象ではありませんが、英国から帰国する日本人は全員空港において新型コロナウイルス検査(PCR検査)を受けて頂くことになりました。検査の結果が陰性であっても入国後14日間、自宅等での待機を行うこと、公共交通機関を使わないことは引き続き必要です。

感染危険情報レベル3への引き上げは、英国におられる邦人の皆様への退避勧告ではありません。しかしながら、今英国に観光目的で来られている日本の方につきましては、現在の英国では観光目的で外出することは認められておりません。また、多くの宿泊施設も閉鎖の対象となっており、地上の交通機関も大幅な間引き運転をしていますので、どうぞ旅行日程を見直して頂き、帰国に向けて情報収集に迅速に動かれることをお勧め致します。その参考のために日本外務省及び当大使館からは、たびレジ情報や領事メールを発信しております。是非参照してください。

仕事や学業・研究等の目的で英国に滞在されておられる邦人の方々におかれましては、日本国政府および英国政府がとっている措置を十分踏まえた上で、引き続き正しい情報を入手し、これからの行動をご判断を下して下さい。日本への帰国便の情報、空港へのアクセス、空港周辺の宿泊可能性など良く情報を収集されることをお勧めします。(たびレジや英国での在留届未登録の方は是非ご登録下さい。また、当大使館HPの「新型コロナウイルス関連情報」もご参照下さい。)

英国政府の取っている措置は、自宅待機を徹底すべきという点です。外出が許されるのは、医療目的、最小限の食糧の買い出し、1日1回の運動、どうしても必要な出勤に限っています。これに反する外出には罰金が科される可能性があります。また、万一症状が出たときの対応、症状が出た人の同一居住者の対応等も英国政府のガイドラインに従ってください。(当館HPの「新型コロナウィルス感染が疑われる場合の対処ぶり」(2月26日)もご参照ください。(https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/200326info.html )皆様におかれては、これらの措置に厳格に従っておられると思いますが、引き続きの励行を是非お願いいたします。

このような中で、私をはじめ日本国大使館としては、皆様にとって有用な情報を適時に提供し、領事事務を遂行するために全力を上げています。ただ、ウイルス感染の拡散を防ぐことを念頭に置いて、領事窓口の予約制等を導入させて頂くことに引き続きご理解を賜りたいと存じます。

皆様の安全とご健康を祈念致します。