大使
林景一
2011年1月11日
   

このたび、1月11 日付けで、駐英国日本国大使に発令されました。


英国は私にとって、1973年に3ヶ月間の語学留学の形で初めて海外生活を経験した土地です。また、私は1996年から3年間、在英国日本国大使館で勤務した経験があります。 英国に はたくさんの思い出があり、 昨年に特命全権公使として英国に着任した際には、 懐かしい国に帰ることができ大変嬉しく思いました。 今回、新しい職務に就くこととなり、新たに 身の引き締まる思いです。

 


外交関係が開設されて以来、過去150 年間にわたり、日英両国は、強固な関係を築いてきました。日系企業の積極的な英国への投資をはじめ、経済関係が密接なのはもちろんですが、最近 、日英関係は文化、外交、安全保障といった様々な分野を含む、包括的なものに発展しています。両国は民主主義、市場経済、法の支配、人権の尊重といった基本的価値を共有し、アフガニスタン、核不拡散、気候変動、資源や国際開発といった喫緊の課題に対して、緊密に協力しています。また、このように良好な日英関係を支えているのは、草の根レベルの交流です。特に2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックは、両国の人々の交流の輪を広げる重要な機会になるでしょう。大使館としては、引き続き日英間の草の根レベルの交流を応援していきたいと思います。


英国全土には、約6万人もの 邦人の方がいらっしゃいます。 当館では、在留邦人の方々に向けて、安全情報やその他の関連情報の発出などをはじめ、様々なサービスを提供し、邦人の皆様の当地ご滞在の支援に努めております。 英国政府は、今年4月よりEU域外国からの経済移民に対する受入れ上限数の設定など、各種査証について新制度の導入を予定しており、大きな制度変更の過渡期を迎えようとしています。 当館としては、この点につきましても英国の関係当局と引き続き緊密に連絡をとり、必要に応じて働きかけをし、また在留邦人の皆様への情報提供に努めてまいります。

 

最後に、当館の取組に、皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げまして、私の就任のご挨拶とさせていただきます。

(了)