外国人叙勲-ニール・コッソンズ卿

令和6年2月12日
2
4
1
2月12日(月)、駐英国日本国大使公邸において、令和5年秋の外国人叙勲において旭日中綬章を受章した、ニール・コッソンズ卿への叙勲伝達式を行いました。

コッソンズ卿は、ロンドンにある科学博物館館長を務めていた2000年まで、様々なイベントを通して日英における産業の歴史とその遺産を紹介し、両国の相互理解の促進に寄与しました。さらに、2015年の「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録にも多大な貢献を行い、その後も日本の産業遺産の保全とその理解の向上のために講演や学会などの場で発信してきました。

式典において、林肇駐英国日本国大使は、コッソンズ卿の功績に触れた上で、19世紀後半からの日本の産業発展は英国からの協力によることが多く、この発展の歴史は両国の強い結び付きを象徴するものであると述べつつ、日本の産業遺産とその背景にある日英関係の発展に係る理解の向上に尽力したコッソンズ卿を讃えました。

コッソンズ卿は、これまでの活動を支えてくれた日英両国の関係者に謝意を表明しつつ、今回の受章は自身の名誉にとどまらず両国の深い関係を象徴するものであるとして、日本と英国の友好関係に感謝する旨述べました。

リンク