長嶺大使のウェールズ訪問(2020年12月3日~4日)

令和2年12月18日

桜の植樹式典

12月4日(金)、長嶺駐英国特命全権大使は、セント・ファガンス国立歴史博物館で開催された桜植樹記念式典に出席しました。 桜プロジェクトは、150年にわたる日英友好親善とこれからの両国間の継続的な友好関係を記念するため、日本の民間からの寄付を元に全英に7000本以上の桜を植樹するもので、ウェールズでの植樹は今回が初めてとなります。

当式典には、モーフッド・メレディス サウス・グラモーガン統監、マーク・ドレイクフォード ウェールズ首席大臣、佐野圭作 桜植樹プロジェクト実行委員会会長、キース・ダン在カーディフ名誉領事、各地の市長が参列し、長嶺大使は日本政府を代表し、日本とウェールズの友好について、経済的結びつきに触れつつ挨拶するとともに、他の参列者とともに植樹しました。

桜植樹プロジェクトについてはこちら:https://japanuksakura.org/ja/
 
  
Photo copyright National Museum of Wales

ドレイクフォード・ウェールズ首席大臣との会談

12月4日(金),長嶺駐英国特命全権大使は、セント・ファガンス国立歴史博物館で開催された桜植樹記念式典の前に,マーク・ドレイクフォード首席大臣及びアンドリュー・グワトキン・ウェールズ政府国際関係部長と会談をしました。会談中,首席大臣は,大使のウェールズ訪問を心から歓迎する,厳しい状況下であるが,直接会って,親交を深められたのは喜ばしい,今後も日ウェールズ間の架け橋になってくれることを期待する旨を語りました。大使は,首席大臣と直接お会いできたことは喜ばしいとし,日本とウェールズは古くから関係があり,両国間の交流関係は昨年開催されたラグビーワールドカップをきっかけに活性化している,今後も経済的・文化的結びつきがますます強まるよう,大使館としても支援したい旨を語りました。

Photo copyright National Museum of Wales  

Sony UK Technology Centreへの訪問

img6 Photo copyright Sony Europe B.V. UK Tec
12月3日(木),長嶺駐英国特命全権大使は,ウェールズのペンコイドにあるSony UK Technology Centreへ視察のため訪問しました。

訪問先では,工場に関するプレゼンテーションを受けた後,高性能ビデオカメラや大ヒットPCプロセッサーRaspberry Pi等の製造現場を視察しました。スティーブ・ダルトンOBE社長は,ウェールズ内でも英国王室と深い繋がりのある当工場において,Sonyが誇る品質の高さを維持する取り組みを大使に直に視察頂けたことは嬉しい旨の発言がありました。

それに対し,大使は,コロナ渦においても快く訪問を受け入れて頂き感謝する,工場における高品質を維持する取り組みはもちろん,工場が持つ役割の多さと,視察時に担当社員たちに生き生きと説明頂いたのが印象に残ったと述べました。

Panasonic Manufacturing UK Ltd への訪問

12月4日(金),長嶺駐英国特命全権大使は,ウェールズのカーディフにあるPanasonic Manufacturing U.K. Ltd.へ視察のために訪問しました。訪問先では,工場に関するプレゼンテーションを受けた後,電子レンジや業務用PC端末の製造現場や,製品開発室等を視察しました。森本泰史社長は,工場を開設してから40年以上経つが,変わり続ける市場のニーズに応えるため,様々な工夫や努力を重ねてきたこと,そして,今もウェールズの地元の人たちに支えられながら,運営をしている等の説明がありました。それに対し,大使は,繁忙期に視察を受け入れてくれたことに感謝するとともに,地元の人々に愛されつつ,半世紀近くも工場を運営することは,大変なことであると語り,英国のビジネス環境は依然めまぐるしく変わる状況下ではあるが,引き続き,日本とウェールズのためにお力添え頂きたいと語りました。