外務大臣表彰 ― エイドリアン・シューター・ビバレール会長
令和4年11月23日

シューター会長は、1970年の英国鉄入社後、50年の長きにわたり、英国の鉄道安全・環境技術に関する責任ある立場から、日英の鉄道技術協力の促進に貢献されてきました。特に、同氏は、1993年に日本の鉄道会社と日英鉄道交換研修を創設し、英国側研修幹事として現在に至るまで累計200名以上の交換研修に尽力されました。さらに同氏の構築した日英技術者の協力を通じ、日本の自動列車停止装置が英国において採用され、英国全土への普及につながるなど、日英の鉄道安全・環境技術の発展と協力深化に貢献されました。
式典において、林大使は、シューター会長のこれまでの多大な功績に敬意を表するとともに、今後も引き続き日英の鉄道人材の育成や鉄道の安全・環境技術の向上に貢献してほしいとの期待を述べました。これに対し、シューター会長は、これまでの日英の鉄道分野の協力関係の深化を振り返り、今回の受賞は大変光栄なことであり、これまで支えてくれた方々に感謝する旨述べました。