外務大臣表彰-フィリップ・キング前 理化学研究所仁科加速器科学研究センター・ ラザフォードアップルトン研究所支所長

令和6年3月15日
2
4
3月15日(金)、駐英国日本国大使公邸において、令和5年度外務大臣表彰を受賞した、フィリップ・キング博士への表彰式を行いました。キング博士は、平成24年より、英国ラザフォードアップルトン研究所ISIS(中性子・ミュオン源実験施設)内に理化学研究所が建設したミュオン実験施設の運営を担い、以降10年以上にわたり支所長として日英の科学技術協力の促進に貢献してきました。

式典において、林肇駐英国日本国大使は、キング博士のイニシアティブの下、優れた実験が行われ、多数の日英研究者がミュオン実験施設を利用した共同研究を展開してきたこと、また、日英で連携し、東南アジアの国々を含め、研究協力を通じた人材の育成にも貢献したことなど、キング博士の日英の科学技術協力に対する幅広い功績を讃えた上で、今般の外務大臣表彰受賞に改めて祝意を述べました。

これに対し、キング博士は、日英の大型研究施設の利用を通じた研究協力や、ミュオン研究分野における今まさに続いている日英の人材交流の重要性を強調し、外務大臣表彰は大変な栄誉である旨述べ、ISIS及び理研の関係者に謝意を示しました。

リンク