日英金融関係者レセプションの開催について

令和6年6月5日
img1
img2
img3
6月5日、林肇駐英国日本国大使の主催により、「日英金融関係者レセプション」を在英国日本国大使館において開催しました。

「日英金融関係者レセプション」は、金融分野において、日英間のより一層の協力関係強化の気運が高まっていることを背景に、官民問わず様々な金融関係者の交流を促進する目的で開催するものであり、昨年5月に引き続き、今回で2回目の開催となります。

林大使は、まず冒頭挨拶において、6月最終週に予定されている天皇皇后両陛下の英国御訪問について言及し、その際、ロードメイヤー及びシティ・オブ・ロンドン・コーポレーションがギルドホールにおいて晩餐会を催すことについて感謝の意を表しました。その上で、5月末のロードメイヤーによる訪日について触れ、日英間の金融サービス分野での結び付きや東京都とシティ・オブ・ロンドンの協力関係などを引用しつつ、日英両国間のパートナーシップに大きな期待が寄せられている旨述べました。また、こうした強固なパートナーシップが、国民の安定的な資産形成を通じて「貯蓄から投資へ」のシフトを目指す日本政府の取組への後押しになる旨強調し、札幌・東京・大阪・福岡が「金融・資産運用特区」に決定され、日英双方のビジネス環境が大きく改善しつつある中、2025年に開催される大阪万博を契機に、双方向での日英企業間の投資拡大と連携強化が一層進むことへの期待を表明しました。

マイケル・マイネッリ・ロードメイヤーは、自身のテーマである「繁栄のための繋がり」を紹介しつつ、日英関係は最も重要な繋がりの一つであり、金融・専門サービス分野において特に強固である旨、資産運用分野では、世界で2番目の運用資産額を誇る英国と、資産運用立国を推進する日本との間で、より一層の相互関係を築けるポテンシャルがある旨述べました。また、訪日時には東京都知事や政府関係者、金融機関等と面会し、東京都のイノベーション支援施設の視察を行った旨述べました。

本レセプションには、イングランド銀行関係者、シティ・オブ・ロンドン関係者のほか、当地で活動する金融機関や専門サービス提供者、業界団体等の関係者ら、合計約120名が参加しました。

リンク