鈴木大使夫妻着任レセプションの開催

11月28日、鈴木大使夫妻は、在英国日本国大使館において着任レセプションを開催いたしました。同レセプションには、リード英国最高裁判所長官を始めとする司法関係者、コーカー卿国防省閣外大臣やキー第一海軍卿、ヘンドリック英日議連会長を始めとする数多くの英国政府・議会関係者、当地外交団・国際機関、パッテン卿前オックスフォード大学総長を始めとする文化・学術関係者、当地で活動する企業・団体の関係者、メディア関係者など、約180名の参加がありました。

冒頭、鈴木大使は、約12年振りにロンドンに戻ってきたことを非常に喜ばしく思うと述べ、前回在英国日本国大使館で公使を務めていた2012年に、総選挙で首相に返り咲いた安倍元総理に、総理秘書官として東京に突如呼び戻されたエピソードを、ユーモアを交えて振り返りました。さらに、これまでの海外赴任地は様々で、ボストン、ワシントン、ローマ、テヘラン、カブール、ソウル、ロンドン、そして駐インド大使としてデリーに赴任したことがあり、英国にいる間も様々な場所に訪れたい旨述べました。また、鈴木大使夫人から、ロンドンに戻り、良き友人らと再会できて大変嬉しい旨述べました。

続いて、リード英国最高裁判所長官から、日本と英国は、民主主義、法の支配、人権という同じ基本的価値を共有する島国であり、司法分野における今後の日英間協力の展望について述べました。また、本年6月の天皇皇后両陛下の国賓御訪英を始めとして、近年日英関係は大きな発展を遂げており、先人らの築いてきた日英間の強固な基盤の上に、更なる両国間の協力を期待する旨述べました。最後に鈴木大使の英国での任務の成功を願いつつ、英国での時間を楽しまれるよう歓迎の意を表しました。

さらに、パッテン卿前オックスフォード大学総長は、日本の歴史や文化、価値観に敬意を表し、天皇皇后両陛下による国賓御訪英時のオックスフォード大学への訪問に関して振り返りました。また、これまでの日本人外交官らとの出会いに関する個人的なエピソードを、ユーモアを交えて紹介しつつ、引き続き鈴木大使も日英関係の強化に寄与してくれることを期待する旨述べました。