外務大臣表彰 -セインズベリー日本藝術研究所及びサイモン・ケイナー同研究所所長

令和6年11月7日
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11月7日(木)、在英国日本国大使館において、セインズベリー日本藝術研究所及びサイモン・ケイナー同研究所所長(イースト・アングリア大学日本学センター長)に対し、令和6年度外務大臣表彰式を行いました。

セインズベリー日本藝術研究所は1999年の設立以降、日本の芸術文化の研究機関として、イースト・アングリア大学やロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)、大英博物館とも提携し、共同研究や研究交流を行ってきた他、フェローシップ・プログラムによって研究者の支援も行ってきました。また、様々な講演、出版、イベント、展示を通じて、英国に日本の芸術・文化を紹介し、設立以降25年にわたって日英の学術・文化交流に大きく貢献してきました。

ケイナー教授は、日本の先史時代・縄文文化の専門家で、大英博物館における土偶展(2009年)や英国のストーンヘンジにおける縄文展(2022年)等において、世界に縄文文化の魅力を発信してきました。また、2011年にイースト・アングリア大学に日本学センターを立ち上げ、現在もそのセンター長を務めている他、2020年には学際日本学修士課程をイースト・アングリア大学に新設する等、英国における日本研究の促進と文化交流に寄与してきました。

式典において、鈴木浩駐英日本国大使は、本年がセインズベリー日本藝術研究所の設立25周年にあたることに触れ、セインズベリー日本藝術研究所とケイナー教授が長年、英国における日本研究の発展・促進及び両国の文化交流に大きく貢献したことに、敬意と感謝を表しました。

これに対し、ケイナー教授は、セインズベリー日本藝術研究所長として、関係者への感謝を表しつつ、日英間のさらなる学術・文化交流に向けて、引き続き積極的な役割を果たしていきたい旨述べました。

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