令和7年天皇誕生日祝賀レセプションの開催について

令和7年2月27日
      
 
      

      
 

2月27日、鈴木浩駐英国日本国大使夫妻の主催により、天皇誕生日祝賀レセプションを、在英国日本国大使館において開催しました。ウェスト外務開発省閣外大臣(インド太平洋担当)やコーカー卿国防省閣外大臣を含む英国政府高官、ベニオン卿王室府長官含む王室関係者、各党の英国議会議員、司法関係者、軍関係者、当地外交団、日英交流団体関係者、学術・文化・スポーツ・メディア関係者、当地で活動する企業・団体等の関係者など、およそ300名の参加を得ました。

冒頭、英国王立音楽大学のピアニスト牧田理恵子さんによる日英両国の国歌演奏に続き、鈴木大使から挨拶を述べました。鈴木大使は、天皇陛下が65歳のお誕生日をお迎えになったことへの祝意を表した上で、昨年6月の天皇皇后両陛下の国賓としての英国御訪問の成功は現下の良好な日英関係を象徴するものであったとして、同訪問に携わった英国王室府、外務省ほか関係者各位に改めて謝意を述べました。また、今後日本国大使として、政治、経済、文化などあらゆる分野において、この素晴らしい日英パートナーシップをさらに強化していく決意を表明しました。

その上で、着任以来、日英首脳会談をはじめとするハイレベルの意思疎通、英国のCPTPP加入、ワーキング・ホリデー制度による英国の若者の日本滞在期間の拡充などすでに数多くの重要な進展があったことに触れ、今年はさらに日英関係を盛り上げていきたいと述べました。具体的にはGCAPや英空母打撃群のインド太平洋地域への派遣をはじめとする安全保障分野における協力、経済版「2+2」や2025年大阪・関西万博を通じたビジネス促進等の経済分野での協力や投資促進に言及するとともに、文化スポーツ分野でも今年は数多くの大型の日本関連イベントが予定されていることを紹介し、本年も引き続き、英国の皆様からの支援を得たい旨呼びかけました。

その後、ウェスト外務開発省閣外大臣から天皇誕生日への祝賀とともに、日本と英国の共通点や連携の深さを強調し、日英友好関係のますますの発展を祈念する挨拶をいただきました。また、本年10月のロンドン大相撲公演にも出場が予定される横綱の豊昇龍からのビデオメッセージが披露されました。さらに、コーカー卿からは、日英間のパートナーシップがこれまでになく発展していることに触れ、今後のますますの飛躍を祝して乾杯挨拶がありました。

また、今次レセプションにおいては、多くの地方自治体や企業、関係団体等の協力の下、日本各地の名産品等を提供するブースや、いけばな及び盆栽の展示、ジャパン・ハウス・ロンドンで展示していた食品サンプルと本物の食べ物を比較するコーナーなども設置しました。招待客の皆さまには、日本酒や日本産ワイン、和食などを楽しみつつ、多面的な角度から我が国の魅力に触れる機会となりました。

今次レセプションにおける成果も踏まえ、本年も、在英国日本国大使館として日英関係の進展に尽力してまいります。
協賛地方自治体・企業等一覧

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