第28回和解レセプションの開催について

令和7年6月27日
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6月27日、鈴木浩駐英国日本国大使の主催により、在英国日本国大使館において、第28回和解レセプションを開催しました。

和解レセプションは、先の大戦の間、様々な理由で拘束・拘禁等された元戦争捕虜及び元民間人抑留者並びにその家族の方々、加えて和解事業を進めた方々がお互いに語り合い、日英間の和解を進めるために集う場所として、当館にて1997年から始まりました。今回は約160名の関係者が参加しました。出席者の方々は1年ぶりの再会を喜ぶとともに、親交を深められました。

鈴木大使からは、終戦80周年の節目の年に英国中から大勢の方が本レセプションに出席されたことに喜びの意を表するとともに、戦争の傷を癒やし、和解や友情の促進にたゆまぬ努力を行われた全ての方々への感謝を述べました。

鈴木大使は、戦後80年間を通じ、日本は軍国主義を拒絶し、平和愛好国家としての歩みを着実に進めていることを強調した上で、日本と英国が基本的価値で結びつき、戦略的価値を共有していること、日本がG7の連帯の下でウクライナを最大限支援するとともに厳しい対ロシア制裁を科していることに言及しました。

鈴木大使は、また、次世代戦闘機開発計画(GCAP)や英国空母打撃群の日本寄港、英国のCPTPPへの参加、ワーキング・ホリデー制度の拡充などに言及し、政治・安全保障、経済、文化交流の分野での日英協力の緊密な協力を強調しました。

鈴木大使は、さらに、本レセプションに先の大戦を経験した方々の子どもや孫の世代の方々も多く参加されている点に言及しつつ、本レセプションが過去の教訓に学び、和解や友情の促進に向けた機会として引き続き活用されることへの期待を述べました。

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