英国安全対策情報(2022年1月~3月期)

令和4年4月30日

1. 日本人の一般犯罪被害状況(2022年1月~3月に当館で認知したもの)


被害総計     18件
  • 詐欺     9件
  • 窃盗     7件
  • 傷害・暴行  1件
  • その他      1件

上記事案の具体的内容は以下のとおりです。

(1)窃盗
  • マンチェスターの自宅2階で就寝中に階下に4人組が忍び込み、車の鍵及び車を盗まれた。
  • ロンドン市内(サウスケンジントン)のカフェで飲食中に、足元に置いていた鞄を盗まれた。
  • ロンドン市内デパート(ハロッズ)で買い物中に、鞄の中から財布を抜き取られた。
(2)詐欺
  • SNSで知り合った英国在住の人物より、日本に送った荷物を引き受けるよう依頼され承諾したところ、英国歳入税関庁(HM Revenue & Customs)より関税の支払い請求が届いた。
  • 国家犯罪対策庁(National Crime Agency)の職員を名乗る人物より、「あなたの銀行口座がコロンビアの犯罪組織に悪用されている。口座から全額預金をおろして、これから自宅を訪問する警察官に渡してもらいたい」という入電があったので、指示に従って約4500ポンドを引き出した。相談を受けた当館より、詐欺の可能性が高いので、訪問者に現金を渡すことはせず、また、連絡をとっている人物とは連絡を絶ち、警察に相談するようアドバイスした。
  • SNSで知り合った英国在住の女性に会いたいと言われ渡英した。同女性には、日本にいるときに30万円貸し付けたのに加え、英国到着後、同女性より「自分たちの仲は秘密なので、ボディガードに賄賂を渡さないと会うことができない」と言われ、さらに500ポンドを支払った。
(3)傷害
  • ロンドン市内(カムデン)で、帰宅途上、2人組の女が叫んできたため言い返したところ、空き瓶で顔を殴られた。
 

2.テロ関連

(1)英国に対するテロの脅威度 英国政府が定めた英国内におけるテロの脅威度は、 2022年2月9日に5段階の上から2番目のSEVERE(深刻:テロ攻撃が発生する可能性が極めて高い)から3番目のSUBSTANTIAL(相当:テロ攻撃が発生する可能性が高い)へと一段階引き下げられました。

(2)北アイルランド関連テロの脅威度 北アイルランドにおける北アイルランド関連テロの脅威度は、2022年3月22日に5段階の上から2番目のSEVERE(深刻:テロ攻撃が発生する可能性が極めて高い)から3番目のSUBSTANTIAL(相当:テロ攻撃が発生する可能性が高い)へと一段階引き下げられました。


(3)日本人・日本権益に対する脅威 日本人及び日本権益に対するテロ事件は発生していません。
 

3.英国 危険・スポット・広域情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_154.html#ad-image-0