英国安全対策情報(2022年10月~12月期)
令和5年1月9日
1. 日本人の一般犯罪被害状況(2022年10月~12月に当館で認知したもの)
被害総計 38件
- 窃盗 27件
- 詐欺 11件
窃盗
- ロンドン市内のスローンスクエア(Sloane Square)駅付近で深夜バスを待っていたところ、電動スクーターに乗って近寄ってきた人物に、手に持っていた携帯電話をひったくられた(在英邦人)。
- ロンドン市内の店舗で洋服の試着をした為、バッグと脱いだコートを足元に置いていたところ、バッグとコートを両方とも盗まれた(短期滞在者)。
- 外出先から帰宅すると、ロンドン市内の自宅から車の鍵と車が盗まれていた。犯人が庭に入るためのドアの南京錠を壊し、庭から自宅ドアを蹴破って自宅に侵入していた様子が備え付けていた防犯カメラに記録されていた(在英邦人)。
- 英国で開催される学会にオンラインで申し込み、参加費用(200ポンド)をオンラインで支払い、日本から渡航した。しかし、学会の開催会場を訪問したところ、そのような学会は存在しておらず、インターネットからも同学会の情報は削除されていた(短期滞在者)。
- 英国法務省職員を名乗る人物より、「不正に作られたあなた名義の銀行口座が、欧州各地で税金詐欺に悪用されていることが判明した。あなたの無実を証明するためには、裁判手続きをとる必要がある」という連絡が入り、裁判費用として2万ポンドをオンラインで支払った(在英邦人)。
- インターネット掲示板で見つけた住居について契約を交わし、約40万円をオンラインで支払ったが、その後、大家と連絡がとれなくなった(在英邦人)。
- ロンドン市内のパディントン(Paddington)駅付近でバス乗り場を探していると、見知らぬ男性に「年末でバスの路線が変更になり、バス停の位置が変わっている。現在のバス停を案内する」と言われ同男性についていったところ、警官を名乗る男性が「麻薬の捜査をしている」として近寄り、財布の提示を求めてきた。後刻返還された財布を確認すると、紙幣が数枚抜き取られていた(短期滞在者)。
2. テロ関連
(1)英国に対するテロの脅威度 英国政府が定めた英国内におけるテロの脅威度は、 引き続き5段階の上から3番目のSUBSTANTIAL(相当:テロ攻撃が発生する可能性が高い)となっています。(2)北アイルランド関連テロの脅威度 北アイルランドにおける北アイルランド関連テロの脅威度は、引き続き5段階の上から3番目のSUBSTANTIAL(相当:テロ攻撃が発生する可能性が高い)となっています。
(3)日本人・日本権益に対する脅威 日本人及び日本権益に対するテロ事件は発生していません。