英国安全対策情報(2023年4月~6月期)
令和5年7月17日
1.日本人の一般犯罪被害状況(2023年4月~6月に当館で認知したもの)
被害総計 55件
- 窃盗 43件
- 詐欺 10件
- 恐喝 1件
- 暴行 1件
上記事案の具体的内容(抜粋)は以下のとおりです。
窃盗
- ユーストンスクエア(Euston Square)のバス停からバスに乗車、車中では肩にかけていた鞄を腕で押さえるようにして立っていたが、大きな荷物を持った男性が背後に立ったため用心していたものの、バス停に到着する直前に誰かに背後から押され、座席に倒れこんだ際に、鞄から手が離れた。直後に鞄のファスナーが開けられ旅券の入ったポーチを抜き取られていることに気が付いた。なお、後ろに立っていた男性はそのバス停で降りて行った。(短期渡航者)。
- ロンドン市内の駐車場に停めていた車の右後部及び後ろの窓ガラスが割られ、車中に入っていた鞄を盗まれた(短期渡航者)
- 混雑しているリージェントストリート(Regent Street)を歩いている間にズボンのポケットに入れていた財布を盗まれた(在英邦人)。
- イーリングブロードウェー(Ealing Broadway)駅付近のATMで現金引き出しのための操作を行っているところへ、見知らぬ男性が近寄ってきて「このATMは故障している」と話しかけてきた。その男性に気をとられているうちに、同男性が画面を操作し500ポンドが引き出されていた(在英邦人)。
- テムズ河沿いを歩いていた際、自称イタリア人を語る男に話しかけられているところに、麻薬の捜査をしているとして別の男が近寄り、旅券及び財布の提示を求めてきた。自称警官が、財布から現金を取り出して検めている様子を不審に思い、大声を出して財布を取り返したため、盗まれなかった(在英邦人)。
- 「国連の医師としてイエメンに派遣されていると語る人物より、自身の英国旅券のコピー添付とともに『2か月後に日本に行くので荷物を預かってもらいたい』と依頼された。英国旅券の真偽の確認をしてもらいたい」という照会が当館に入ったが、当館では英国旅券の真偽を確認することは困難である旨説明及び類似の詐欺被害の事例を説明した上で、見知らぬ人物との連絡を絶つよう助言した(日本在住者)。
- リーズ(Leeds)市内の路上で、すれ違った男性が突然怒鳴りつけ殴りかかってきた。
2.テロ関連
(1)英国に対するテロの脅威度
英国政府が定めた英国内におけるテロの脅威度 は、 引き続き5段階の上から3番目のSubstantial(相当:テロ攻撃が発生する可能性が高い)。
(2)北アイルランド関連テロの脅威度
英国政府が定めた北アイルランド関連におけるテロの脅威度は、引き続き5段階の上から2番目のSevere(深刻:テロ攻撃が発生する可能性が極めて高い)。
(3)日本人・日本権益に対する脅威
日本人及び日本権益に対するテロ事件の発生はなし。
(2)北アイルランド関連テロの脅威度
英国政府が定めた北アイルランド関連におけるテロの脅威度は、引き続き5段階の上から2番目のSevere(深刻:テロ攻撃が発生する可能性が極めて高い)。
(3)日本人・日本権益に対する脅威
日本人及び日本権益に対するテロ事件の発生はなし。