英国安全対策情報(2024年10月~12月期)
令和7年1月17日
1,日本人の一般犯罪被害状況(2024年10月~12月に当館で認知したもの)
被害総計 69件
- 窃盗 55件 (内、旅券盗難件数48件)
- 詐欺 12件
- その他 2件
窃盗
- 土曜午後1時頃、ロンドン・セントパンクラス(London St Pancras)駅のタクシー乗り場でタクシーを待ちながら同行者と話をしている間に、スーツケース1つとその上に載せていた貴重品の入ったリュックサックを盗まれた(短期渡航者)。
- 金曜午後10時頃、ロンドン・キングスクロス(London King’s Cross)駅を降りて地図で道順を確認していた際、見知らぬ人物が近寄ってきて道案内をすると話しかけてきた。会話に気をとられている間に、自分の横に置いていた荷物を盗まれた。恐らく道案内をすると話しかけてきた人物の共犯者による犯行と思われる(短期渡航者)。
- 金曜夜9時頃、イーリング(Ealing)地区で車を路上に駐車し、戻ってきたところ、車の左後方の窓ガラスが割られて、貴重品が入っていたリュックサックを盗まれた(在英邦人)。
詐欺
- ロンドン・キングスクロス(London King’s Cross)駅付近の路上で、見知らぬ人に道を尋ねられたため対応している最中に、警官を名乗る男性2人組が現れ、財布の提示を求めてきた。返還された財布を確認したところ、現金(4万円)が抜き取られていた(短期渡航者)。
- SNS上でやりとりをしている婚約者より、「盗難被害に遭い旅券を持たずに空港にいたため、逮捕された。釈放されるには5,000ユーロの支払いが必要」という連絡が来た。婚約者とはSNS上のみの繋がりで対面による面識がないとのことであったので、当館より、詐欺の可能性が高いので送金しないよう助言した(日本在住者)。
- 投資会社に投資した資金を出金しようとしたところ、在英日本国大使館が発行する投資ビザの取得が必要だと言われ、手数料として9,000米ドルを支払った。(日本在住者)。
- ソーホー(SOHO)地区の店で電子タバコを4.50ポンドで購入した。後日明細を確認したところ、クレジットカードに450ポンド請求されていることに気が付いた。店に言っても返金をしてもらえなかった(在英邦人)。
2.テロ関連
(1)英国に対するテロの脅威度英国政府が定めた英国内におけるテロの脅威度は、 引き続き5段階の上から3番目のSubstantial(相当:テロ攻撃が発生する可能性が高い)。
(2)北アイルランド関連テロの脅威度
英国政府が定めた英国内におけるテロの脅威度は、 引き続き5段階の上から3番目のSubstantial(相当:テロ攻撃が発生する可能性が高い)。
(3)日本人・日本権益に対する脅威
日本人及び日本権益に対するテロ事件の発生はなし。