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日英研究教育大学協議会の開催について


5月1日(木)、安倍内閣総理大臣の訪英の機をとらえて、在英国日本国大使館及びユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の共催により、UCLにて日英計30大学の参加を得て、日英研究教育大学協議会を開催しました。本協議会は、安倍総理の出席の下、日本側14大学、英側16大学の学長等が出席し、研究及び教育を取り巻く幅広い課題について意見交換を行うという、過去に例を見ない画期的な会議となりました。



グローバル化が進展する中、我が国が成長を維持し、繁栄を享受していくためには、世界で活躍する優れた人材の輩出やイノベーションの持続的な実現が不可欠です。大学は、こうした人材育成やイノベーション創出の基盤であり、そのため、政府が策定した成長戦略等においても、世界大学ランキングに入る日本の大学の増加や、大学における留学生等の交流促進、イノベーション力の強化等を柱として打ち出しています。英国の大学は、同ランキングに多くの大学が名を連ね、基礎研究や人材交流の国際的なハブとしての評価が高いなど、我が国の大学との間で連携を促進していく意義は大きいと考えます。
こうした観点から、本協議会では、具体的には研究と教育の2つのセッションにわかれて、講演及びパネルディスカッションを行うとともに、総理の出席を得て、ラウンドテーブルディスカッションを行いました。パネルディスカッションにおいては、例えば、①日英大学間における留学生や若手研究者等の交流を促進するための方策、②日英の一対一の大学間にとどまらない複数大学間(マルチ)の協力の枠組みの検討、③高齢化をはじめとするグローバル課題への対応に向けた日英大学間の協力、等について大変有益な議論が展開されるとともに、協議会の成果として共同発表文書が取りまとめられました。

今後は、共同発表文書等に盛り込まれた内容の実現に向けた取組を進めていくことが大変重要となります。在英国日本国大使館としても、引き続き、関係機関と協力して、本協議会のフォローアップに努めてまいります。



リンク (PDF)

プログラム (英文) 
共同発表文書 (英文)
会議議事録 (英文)
主な日英政府・大学等の出席者




日英研究教育大学協議会の開催要旨



(1)日 時 : 平成26年5月1日(木)10:00~17:15


(2)場 所 : ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)


(3)主 催 : 在英国日本国大使館、UCL
(協力)文部科学省、日本学術振興会(JSPS)ロンドン事務所、ブリティッシュ・カウンシル


(4)参加大学 : 以下の通り。なお、日英政府・大学等の主な出席者はこのリンクのとおり
(日本側大学)同志社、一橋、北海道、慶応、京都、九州、名古屋、大阪、立命館、東北、東京、東京工業、筑波、早稲田
(英側大学)ブリストル、ケンブリッジ、ダーラム、エジンバラ、インペリアル・カレッジ、キングス・カレッジ、リーズ、リバプール、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)、マンチェスター、ニューキャッスル、オックスフォード、シェフィールド、UCL、ヨーク、ワーリック


(5)主な議題 : 以下の通り。
① 教育分野における日英協力
ⅰ)日英大学間における留学生等の交流促進
ⅱ)国際連携を通じた教育プログラムの発展
② 研究分野における日英協力
ⅰ)日英大学間における研究協力の促進
ⅱ)日英における産学官連携の促進
ⅲ)学生や若手研究者等の交流の促進






在英国日本国大使館

写真:UCL提供


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