外務省は、日英外国関係開設150周年を記念し、日英両国間の交流親善に永きにわたり貢献された9名1団体に対し、外務大臣表彰を行うことを決定しました。受賞した9名1団体の名称、肩書及び功績は以下の通りです(敬称略)。外務大臣表彰は近年の国際環境の変化、我が国の国際的地位の向上及び諸外国との相互依存関係の深化に伴い、国際関係の様々な分野で活躍され、我が国と諸外国の友好親善関係の増進に長年に渡り貢献をしてきた個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。
1.個人
(1) ロバート・リンカーン・ガイ(前日本協会事務局長)
前日本協会事務局長として、10年に渡り同協会の発展に献身的に尽力した他、全英レベルでの日英交流および友好親善の推進に貢献。
(2) ヴィクター・ハリス(前大英博物館日本部長)
大英博物館日本部長就任中、多くの日本関連展示事業を企画し、英国における我が国の伝統文化の理解促進に貢献。
(3) 田中和美(ロンドン大学アジアアフリカ研究学院日本語上級講師)
英国日本語教育学会の設立に関わるなど、英国及び欧州における日本語教育の普及に長年に渡り貢献。
(4) リチャード・ラージ(元ジャパン21理事長)
ジャパン21の理事長として、教育機関を通じた児童・生徒を対象とした全英レベルの日本理解促進プログラムの実施など、日英間の教育交流に貢献。
(5) アンズリー・ライト(TRB Limited 社長)
北ウェールズ及び北西部イングランド在留邦人の生活上の支援をきめ細かく行い、同地域の邦人社会に貢献。
(6) ピーター・ロバーツ=平及び浩子・ロバーツ=平(嘉悦ケンブリッジ教育文化センター所長及び所長補佐)
長年に渡り嘉悦教育文化センターの所長として、ケンブリッジにおける草の根レベルの対日理解促進に貢献。
(7) デビット・ファレル(バリクエア中高等学校上級副校長)
北アイルランドにおいて中等教育における日本語教育の普及に長年に渡り貢献。
(8) 中村久司(ヨーク・セント・ジョン大学日本プロジェクト・オフィサー)
ヨークを中心とする北東部イングランドにおける日英文化・教育交流の中心人物として、日英交流に貢献。
(9) トニー・レインズ(映画評論家)
著名な映画評論家かつ大の日本映画ファンとして様々な機会を通じ、日本映画の魅力を英国をはじめとする世界各国で紹介し、日本映画の国際進出、日本映画の紹介を通じた諸外国の日本理解増進に貢献。
2.受賞団体
ジ・オナラブル・ソサイエティ・オブ・ザ・ミドルテンプル
明治初年以来、我が国の法律家の教育を通じて、我が国における近代法の発展に寄与し、最近では我が国の法曹のためにセミナーを開催するなどして日本の法曹界や法学界に貢献。
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