11月24日、東北の被災地から日本人高校生16名が訪英し、サッカーの聖地・ウェンブリースタジアムでプレイしました。イングランド・サッカー協会(FA)から被災者への支援としてスタジアムを提供したいとの申し出があり、在英日本大使館と日本商工会議所の共催によって試合が実現しました。マンチェスターから遠路はるばるかけつけたイングランド・サッカー界の伝説的名選手、サー・ボビー・チャールトン氏をはじめ、オリンピック・メディア・スポーツ担当大臣のジェレミー・ハント氏、デービッド・バーンスタインFA会長らも観戦しました。
このすばらしい行事は、4月に、林景一大使がバーンスタインFA会長を訪れ、東日本大震災の被害状況と被災者支援の必要性を説明したことを機に実施されることになったものです。バーンスタイン会長によると、「震災の惨状で苦しむ日本の人々を助けるために何かをしなければいけないとする林大使の強い意欲に感動した。」ということで、早速、復興支援のために使ってほしいということでウェンブリースタジアムの無償提供の申し出がありました。林大使はこれを受けて被災地東北の高校生をウェンブリーに招いて励まそうと思い立ち、日本サッカー協会にお願いして岩手、宮城、福島3県の高校生による選抜チームを編成してもらいました。そして、この趣旨に賛同頂いた各団体の共催、協賛、協力により、夢の舞台ウェンブリーでの被災地高校生サッカーマッチが実現しました。 |