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アウシュビッツー戦後80年を迎えた今

第 2 次世界大戦中、ナチス・ドイツがユダヤ人を中心におよそ 110 万人を虐殺したアウシュビッツ強制収容所が解放されてから今年で 80 年目。2025 年 1 月に開催された式典には生存者 56 人が参加した。現在、アウシュビッツ強制収容所などでのホロコーストを生き延びた人の平均年齢は 86 歳。

生存者の高齢化が一段と進む中、記憶をどう語り継いでいくかが課題となっている。同じ過ちを繰り返さないように、後世にどう残すかについては、広島や長崎の被爆者、沖縄戦のひめゆり学徒隊なども共に抱えている課題。

このウェビナーでは、国立アウシュビッツ・ビルケナウ博物館で日本人唯一の公認ガイドで ある中谷剛氏が、ホロコーストの歴史的背景、現代社会との繋がり、生存者なき記憶の継 承、近年訪問者数が増加している欧州の若者(英国がポーランドに次いでトップ)、次世代に伝えたいことなど、お話しします。

 
About the contributor

中谷 剛

1966 年兵庫県神戸市生まれ。通訳・翻訳家(日本語・ポーランド語)。1987年、京都産業 大学経営学部在学中に初めてポーランドへ旅行。同大学を卒業後、3 年間の会社勤めを経て退職。再びポーランドに赴き、1991 年よりポーランドに移住、1997 年ポーランド国立アウ シュビッツ・ミュージアムの公式通訳の資格を取得。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所内にあるアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館の日本人初の公認ガイド。著書に「ホロコーストを次世代に伝える」(岩波書店)

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